効率的な勉強がしたい?
わたしたち講師の間では、効率的な勉強についてよく話します。
単語の覚え方、記憶の定着について、やる気を引き出すには、短い時間に集中するには…など、講師間で話していると話が尽きませんが、わたしが思い浮かべるのはある「失敗」です。
講師は当然、教えることが好きです。 当たり前ですが(笑)
講師になりたての頃は、汗をかきながら一生懸命に説明して…
「分かった?」と聞くと、「分かった!」と生徒。
でも…結果が出ないんです(涙)
これは当然で、教えすぎる(説明しすぎる)と、生徒は考えなくなります。 受け身になり、自分の頭で考えなくなるのです。
ですので、「考える余地を残して、教えすぎない」ことが大切になってきます。 また、こまめにアウトプットをさせること。 ここが講師の腕の見せどころなのです。
また、量より質が大事とばかりに、効率ばかりを考える風潮がありますが、得てして結果につながりません。
重要なことは、一定レベルまでは「質より量」をこなすこと。 勉強はスポーツに似ています。 練習をこなすと筋肉がつくように、勉強量をこなすと「学習する体力」がついてきます。
そしてある一定量を超えたとき…
「量が質に転化する瞬間」が生まれるのです!
まさに学習曲線が急成長期に入った瞬間です。
私たち講師の仕事は、結果が出るまでのツライ時期に、小さな成功体験をできるだけ多く積み重ねてあげること。 努力を自信につなげてあげることでしょう。
