「先生、これ見て!」
たっくんが成績表を見せてくれたとき…
彼の名前は「たっくん」
私が初めて担当したとき、彼はすでに中2の終わり。
学校へは行っていたものの、毎晩夜遊びを繰り返している状態でした。
学年末テスト。
英語の結果は20点台前半で高校進学は絶望的と思われました。
「先生、これ見て!」
その彼が、定期テストの結果を見せてくれました。
なんと74点!50点ちかくアップしています。
それまでに学習したことは、基本文と単語、
重要表現の繰り返しのみ。
あまりに基本が抜けていたためにそれしかできなかった、
というのが実情です。
私は「彼の点数を上げたんだ、すごいぜ!」
…と言いたいわけではありません。
いや、少しは言いたいですが(笑)
それよりも大事なことは、その後の彼に起きた変化です。
相変わらず遊びまわってはいたようですが、テスト前には自習に来て
しっかりと提出課題をこなすようになりました。
小さな変化ではありますが、彼の将来にとっては大きな進歩です。
ひとつの科目の点数が上がると、他の科目にも好影響をもたらします。
努力が結果につながることが、子供たちに自信をつける
「きっかけ」になることを確信する出来事でした。
子どもたちの可能性を少しでも広げてあげたい。
明学舎は応援しつづけます。
